動画は、みかみさんが「ここ1か月で本当に使ったもの」だけを見せる動画です。 動画の公開は2026年1月9日です。ツールの名前や機能は、その時点のものです。 今の状態を公式ページで確かめた結果は、第3章の最後の枠にまとめています。
動画の事例は、全部で5つです。 その5つに、最後に紹介される「全部の仕事を進めてくれる仕組み」が加わります。
事例を読みやすくするため、先にAIを2つのタイプに分けます。
エージェント型は、とても速いのが強みです。 その代わり、細かい所は勝手に決められてしまいます。
動画の事例は、すべて「人が最後に確かめる」前提です。 みかみさんも、100点満点なら90点、という言い方をしています。残りは人が直します。
また、この単元で扱う例には、お客さんの個人情報を入れる場面はありません。 あなたが事例をまねする時も、利用者さんやお客さんの名前など、本人が分かる情報は伏せてください。
みかみさんは、自社のサイトの機能を、Cursorというツールでコードを書いて作りました。 Cursorは、コードを書くためのAIのツールです。
聞き手の疑問は、「ChatGPTやClaudeでも書けるのでは」でした。 みかみさんの答えは、他のコードがどうなっているかを分かった上で書いてくれるから、ちゃんと書ける、というものです。 チャットだけだと、全体の状況を伝えきれません。
みかみさんは、エンジニアではありません。ただ、勉強して分かるようになったそうです。 この事例は、あなたがすぐ使う必要はありません。「全体を見て書けるツールがある」と知っておけば十分です。
みかみさんの会社の新しいサービスの紹介ページは、Manusというエージェント型のツールで作りました。 社員の人と一緒に、1〜2時間で作ったそうです。公開の2時間前まで間に合っていなかった、という裏話もあります。
作り方は、こうです。
みかみさんは、公開から数日で登録が3000人に達した、と話しています。 ページに入れた動画も、社内のチームがAIで作ったものです。
評価は、90点です。 デザインの細かい調整までは指示が通らない、という理由でした。 少ない往復で大きく進むのは、AIが多くの部分を勝手に決めているからです。「痒い所に手は届かないが、ものすごい勢いで全身をきれいにしてくれる」というたとえが、字幕に出てきます。
○ よくある勘違い:Manusが特別、という話ではありません。みかみさんは「Cursorを使えば、もっとうまく作れる」とも言っています。今回は、コードが書けない社員の人が2時間で作る必要があったから、使い方の簡単なManusを選んだだけです
○ 関係する単元:エージェントの考え方はNo.05、No.06
「2000人を突破した」というお知らせのツイートに使う画像は、ナノバナナプロというツールで作りました。 みかみさんが気にしていたのは、画像の中の文字です。よく見ると、文字が少し変でした。
画像の中の小さな文字は、AIが苦手です。 公開前に、文字を人の目で確かめる習慣が要ります。
大切な相手に新サービスをプレゼンした時のスライドは、Gensparkで作りました。 Gensparkは、Manusとほぼ同じように、一気に作ってくれるツールです。 みかみさんの説明では、Gensparkは、あとから修正しやすいのが違いです。
流れは、こうです。
骨子づくりでは、メモ帳ではなくマインドマップ(言葉を枝分かれの図にして書くメモ)を使っています。 理由は、どの言葉がどこに効いているかが見やすいからです。うまくいかない時に、その枝だけ消せます。
骨子づくりは、30分もかからなかったそうです。
みかみさんが「一番びっくりした」と言う使い方は、仕事の話ではありません。 昔使っていたシャンプーの名前が思い出せなくて、ChatGPTに聞いたら、一発で出てきた、という話です。
ポイントは、聞き方です。 名前は分からなくても、「香りは〇〇に似ている」「値段はこのくらい」と、覚えているヒントを全部伝えています。 曲の名前を探す時も同じです。「カラオケでよく歌われる」「あの有名なアニメのやつ」と、思い出せる特徴を並べると当たります。
仕事に置き換えると、「名前が分からない物を探す」場面は、意外と多くあります。
動画の最後に、みかみさんが「毎日これと一緒に仕事をしている」と紹介したものがあります。 みかみさんの会社で作った、タスクを1つずつ進めていく仕組みです。
なぜ、ChatGPTだけでは足りないのか。 みかみさんの答えは、人間は、やりたいことをAIに全部伝えきれないからです。 そこを、仕組みの方がカバーします。何をどうすべきかを分かった上で、やりたいことが達成できる方向へ引っ張ってくれるからです。
例は、「YouTube登録者100万人を目指す」です。 そのタスクを書くと、誰がどこで何をするかをまとめて、進めてくれます。
これは、この講座の最初から言っていることと同じです。 ゴールと今の状況を1か所にまとめて渡せば、AIが動ける、という話です。 みかみさんの会社では、ゴール管理ツール(Addness)を使っています。ただ、ゴールとタスクと今の状況を1か所で管理できるツールなら、考え方は同じです。
ここまでの事例を、選び方の目で整理します。
| 事例 | ツール(動画) | 向く場面 | 人が確かめる所 |
|---|---|---|---|
| コード | Cursor | 他のコードも見ながら書く | 動くかの確認 |
| ホームページ | Manus | 一気に作りたい | デザインの細部 |
| 画像 | ナノバナナプロ | 告知の画像 | 画像の中の文字 |
| スライド | Genspark | あとから直したい | 余白や文章 |
| 思い出し検索 | ChatGPT | 名前が分からない物探し | 出てきた答えが合っているか |
選び方の目安は2つです。 一気に作りたいなら、エージェント型。細かく直しながら作るなら、直しやすいもの。 そして、どのツールでも、残りの10点は人が直します。
動画の事例を、あなたの4つの事業に当てはめると、次のようになります。 これは動画の話ではなく、動画の使い方をあなたの場面に置き換えた「例」です。
| 事業 | 使えそうな事例 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| 訪問介護 | スライド、思い出し検索 | 研修用のスライドの骨子づくり。名前が分からない制度や書類の探し物 |
| ダンススタジオ | ホームページ、画像 | 体験レッスンの紹介ページ。イベントの告知画像(文字は必ず確認) |
| Kindle出版 | スライド、タスクの仕組み | 本の構成の骨子づくり。出版までのタスクを1つずつ進める |
| コンテンツ販売 | ホームページ、画像、スライド | 販売ページ。告知画像。説明用のスライド |
訪問介護で使う時は、利用者さんの情報をAIに入れる時、名前など本人が分かる所を必ず伏せてください。 研修用の資料なら、実際の記録は入れず、一般的な内容だけで作れます。
全部を一度にやる必要はありません。 次の順で、1つだけ選んでください。
この講座のゴールは、自分の事業のゴールと今の状況を1か所にまとめ、AIに「これやっといて」と仕事を任せて、毎日の仕事を回せることでした。
卒業課題は、次の3つを、1週間回すことです。
この単元の事例は、(3) で「どんな仕事を任せるか」を選ぶ材料になります。
○ 2026-11-05時点で公式ページで確認:
Cursor:「コーディングエージェント」で、コードの全体のつながりを調べる使い方もできる、と公式ドキュメントにあります。https://cursor.com/docs
Manus:公式ドキュメントでは、質問に答えるだけでなく、計画・実行・成果物の納品まで行う「汎用のAIエージェント」と説明されています。ホームページやスライドの作成は、このページには書かれていません。動画では、ホームページ作成に使っていました。https://manus.im/docs/fr
ナノバナナプロ:Googleの公式ブログに、画像の中の文字表示が得意と書かれている一方、「小さな文字や正しいつづりは、うまくいかないことがある」「多言語の文字は文法の間違いが出ることがある」とあります。https://blog.google/products-and-platforms/products/gemini/prompting-tips-nano-banana-pro/ 新しい版が出ている可能性があります。
Genspark:公式ページを開けなかったため確認できていません。動画では、スライドをあとから直しやすいツールとして使っていました。
○ 料金は変わりやすいので、この単元では書きません
一気に作るAIは速いが、残り10点は人が直す。自分の事業で毎週面倒な作業を1つ選び、ゴールと今の状況を渡して試す。
10分でできる演習です。AIは使わず、書くだけです。
訪問介護を選ぶ場合は、利用者さんの情報をAIに入れる時、名前など本人が分かる所を必ず伏せてください。 作業の種類(例:「研修スライドの骨子」)だけを書けば足ります。
問1 公開の2時間前まで、新サービスの紹介ページができていませんでした。みかみさんの会社は、どうやって間に合わせましたか。
問2 AIで作った画像を、告知のツイートに使います。公開前に必ず確かめるべきなのはどれですか。
問3 シャンプーの名前を思い出せず、ChatGPTに聞いて当たりました。聞き方のポイントはどれですか。
問4 スライドを作る時の流れとして、動画の説明に合うのはどれですか。
出典:みかみ『【超実践】年商30億社長のAI活用事例5選〜ガチで使ってるやつだけ〜』(YouTube, 2026-01-09, https://www.youtube.com/watch?v=SbRM0dQgvDs)