AI社員で回す会社講座

はじめに

全体像と攻略法

最初に、この講座で目指す所と、やらない事を決めておきます。AIを使う会社を経営する、みかみさん(発信者)の YouTube の公開動画から、AIに仕事を任せて会社を回すための話だけを抜き出し、使う順に8単元へ組み直しました。
目次
  1. 新しいツールより、先に渡す物がある
  2. 止まりやすい所
  3. この講座のゴール
  4. やる所とやらない所
  5. 呼び方の約束

新しいツールより、先に渡す物がある

AIで仕事を楽にしたい時、多くの人は「もっと賢いAI」「もっと便利なツール」を探します。 新しいツールが出るたびに試して、結局どれも続かない、ということも起きがちです。

みかみさんの話は、逆の順番から始まります。 AIが動けない理由の多くは、AIの賢さではなく、こちらが渡している情報の側にある、という考え方です。 AIに渡すべき物は「ゴール」と「今の状況」の2つで、これがそろえば短い頼み方でもAIは動けます(No.01)。 ツールを増やすのは、その後です(No.03)。

止まりやすい所

多くの場合、原因はAIの使い方の上手下手ではありません。 ゴールと今の状況が、あなたの頭の中にしか無いことです。 人を雇っても同じことが起きます。 置き場所を作って、そこからAIに読ませる順番を知れば、同じツールのままで任せられる量が変わります。

この講座のゴール

ゴール 必ず覚える

自分の事業のゴールと今の状況を1か所にまとめ、AIに「これやっといて」と仕事を任せて、毎日の仕事を回せること。

全部のツールを使いこなすことも、動画の中身を全部覚えることも目指しません。 「人を増やさずに、任せられる仕事を増やす」ための最初の形を、自分の事業の1つで作れれば合格です。

卒業課題 必ず覚える

自分の事業を1つ選び、次の3つを1週間回します。

  1. その事業のゴールと今の状況を、1か所に書き出す(No.01・02)
  2. AIの環境を層ごとに点検する(No.03)
  3. AI社員を1体作って毎日の仕事を1つ任せ、出てきた結果を直して設定に戻す(No.04・05)

「1か所」は、紙1枚でも、表計算でも、ゴール管理のアプリでもかまいません。 ゴールと今の状況が書いてあって、更新されていて、AIが読めることが条件です(No.02)。 「設定に戻す」は、AIの出来で直したい所を、口で言って終わりにせず、AI社員の指示書(役割や手順を書いたメモ)に書き足すことです。次からは、言わなくても直った状態で動きます(No.05)。

各単元の最後の「やってみよう」が、この3つの部品になっています。 順に進めれば、No.08を読み終えた時に卒業課題の材料がそろいます。

やる所とやらない所

素材は、みかみさんの YouTube の公開動画8本です。 同じ話が何本にも出てくるので、テーマごとに1単元にまとめました。

やらない事 さらっと

ツールの機能は、動画の時点の話です。 講座に書いた機能は、2026年11月時点の公式ページで確かめた物だけです。 確かめられなかった物は書いていません。

3つの区分 必ず覚える

講座は、実際に手を付ける順に3つの区分に分けています。

○ 区分1 AIが動ける土台をつくる(No.01〜03)
 ゴールと今の状況、情報を1か所に集める、AIの環境の層。自分の事業1つについて、ゴールと今の状況を1か所に書き出せれば十分です
○ 区分2 毎日の仕事をAIで回す(No.04〜06)
 Claude Codeでの毎日の回し方、AI社員の作り方と育て方、AIチームへの指示の出し方。この講座でいちばん手を動かす所です。AI社員を1体作って、仕事を1つ任せられれば十分です
○ 区分3 会社の形を変える(No.07〜08)
 人とAIの役割分担と、すぐ使える事例。卒業課題の1週間を回せれば合格です

区分1は、ほかの全部の土台です。 区分2の頼み方が短くて済むのは、区分1で渡す物をそろえてあるからです。

区分2は、最初の設定に少し手間がかかります。 最初から100点の物は出ないので、直しながら育てる前提で進めてください(No.05)。

区分3は、区分1・2の組み合わせです。 家族経営にそのまま当てはめない方がよい話もあるので、その所には注意を書いています(No.07)。

呼び方の約束

この講座では、学ぶ人を「あなた」と呼びます。 発信者は「みかみさん」です。 動画に出てくる対談相手や社員の人は、名前を出さずに役割で書いています。

よく出る言葉を、先に5つだけ置いておきます。

言葉 意味
ゴール 目指す状態。「何ができたら終わりか」まで含めて書く
今の状況(コンテキスト) AIが前提として知っておく今の状況。進み具合・数字・経緯など。動画では「現在値」「ステート」とも呼ばれます
Claude Code パソコンのフォルダの中で、ファイルを読み書きしながら作業するAIツール。この講座でいちばん使います
作業場(フォルダ) AIが作業する、パソコン上のフォルダ
AI社員 役割と手順を決めて、仕事を任せるAI

動画では、ゴールと今の状況の置き場として Addness(みかみさんの会社のゴール管理ツール)を使っています。 ゴールとタスクと今の状況を1か所で管理できるツールなら、考え方は同じです。 この講座は特定のツールの使い方ではなく、「AIに何を渡し、どう任せるか」を学ぶ講座です。

訪問介護の仕事にAIを使う時は、利用者さんの名前など本人が分かる所を伏せてからAIに渡してください。 各単元の演習も、その前提で作っています。

ゴールは、ゴールと今の状況を1か所にまとめ、AIに仕事を任せて毎日を回すこと。ツールを増やす前に、渡す物をそろえる。

出典:みかみ『【実演】「これやっといて」で仕事が進む。AGI時代の働き方を設定から全部見せます!』(YouTube, 2026-09-08, https://www.youtube.com/watch?v=WTKNulWGmR8)/みかみ『【脱初心者】AIツールを増やす前に、この環境を作ってください。年商30億AI企業社長がガチで実務で使ってるAIの環境設定を公開!』(YouTube, 2026-10-04, https://www.youtube.com/watch?v=A65khoG3x1c)